噛まれメモリー

楽しすぎるワールドカップもあとちょっとでおしまい。
目覚ましをかけた５時前にきのうもきょうも目がさめて準決勝を観た。

試合に熱くなりつつ、オランダのまぶしいオレンジとアルゼンチンの水色・白のストライプに少し入った黒のパイピングの色同士がピッチの上で重なるのを見ていて、ユニフォームの色のぶつかり的ベストゲームかもと思ったりした。

スアレスの噛み付き事件で母が昔、わたしが幼なじみのT君に噛まれて怒ったことがあったんだと思い出して話した。小さい頃の記憶はけっこうあるけど、覚えていない。泣いてはいなかったらしい。
T君が目の前で転んで頭を打ったのを見て、ものすごく泣いたのはぼんやり覚えている。T君はケロっとしていた。

スアレスみたいに人間ばなれしたようなダメなところ、正しくないところがあるけど、やっぱり人間ばなれしたようなものすごい力を持っているような者が受けいられるのがサッカーの世界だと思うから、もうちょっとは処分をやさしくしてもよかったのになーと思った。
T君がいまどうしているのかは知らない。