ずっと楽しみにしてたウッディ・アレンの「ミッドナイトインパリ」観てきました。
アメリカ人で脚本家から小説家に転身してパリでのボヘミアンライフを望む男が、黄金時代と憧れる1920年代のパリにタイムスリップしてまだ若き日のそうそうたる偉人たちヘミングウエイやフィッツジェラルドやダリやピカソ、その愛人の美女に会う。でもその時代の人はまたさらに憧れる過去の時代があって・・・現代の暮らしとの狭間でノスタルジーとは何だ??っていう話。
おもしろかったー。フィッツジェラルドやヘミングウエイはほとんど読んだことないけど、主人公が若きルイス・ブリュエルに「こんな映画はどうだ?」って提案していた話のタネが最近みた『ブルジョワジーの密かな愉しみ』かもと気付く。
あまりにパリはいいだろー?と撮られているからまたちょっとパリに行きたくなる。
でもあまのじゃくな私は常々、日本で美化されて紹介されがちなパリにへんくつな気持ちにもなるのです。ちょこっと2回行っただのくせに。
前に、主に女の子が好きな感じの紀行本などの編集者の人に聞いた話では、パリの企画の本は売れやすいから企画が通りやすいとのこと。関連本も雑誌の特集でもなかなかの頻度で見るものね。
ゴミが多くて車もぶつけてボコボコで汚いのが多いし、観光スポットは日本人の団体だらけだし、フランスにあるよなおしゃれなもの美味しいものなら東京に十分満ちていて逆に街の中心地は日本企業の看板いっぱいだし、辟易する所も多いのです。
それでもやっぱり東京と違う街のもつ自由な感じとか色気にみんな魅せられて行くんだろうなあ。
うーんやっぱり映画みてあたたまったパリ熱もって行きたいです。あーあ。